オレゴン産ピューレで優勝した富山県の醸造所
ものすごく久しぶりのブログ更新です!!!
ご存じない方は多いと思いますが、僕は2019年から富山県のホクセイプロダクツ にお世話になり、Oregon Fruit Productsのビール用無菌フルーツピューレの輸入事業に参加させて頂きます。その経験による食品関連に関して日本の税関は非常に厳しいと分かってきました。税関からの許可を受けるためにメール及び資料のやり取りは数を数えない行ってがかなりありました。
その許可を結局とれましたが、1回目の出荷は思ったよりかかり時間をかかりました。幸い、2回目以降からの出荷はスムーズに進み、ピューレを無事にお客さんの醸造所までお届け差し上げました。ほっとした! 尚、日本のクラフトビール愛好者はよく知っている様々な醸造所はピューレのお客さんとなっています。但し、僕はほとんど認識しなかった醸造所もお客さんになって下さった。そのブルワリーは同じ富山県のラズベリーピューレご購入してくれたBREWMIN'です。そして、同社はつくったピューレ使用ビールは10月に開催されたインターナショナル・ビアカップの「ベルジャンスタイル・フルーツビール」カテゴリーの金賞を受賞しました。
そのニュースを聞いて、本当に嬉しかった。だが、ブルーミンに関してほぼ何も知りませんでしたのでオーナーの山本悠貴さんに連絡をして取材をお願いしました。山本さんは優しく僕のリクエストを受け入れてくれて、そのインタビューの内容を下記に共有します。
山本さん、ご受賞おめでとうございます!いつかの日にブルーミンのビールを頂きたいと思います!
山本悠貴さん(左)
オ州酒:山本さんの最初の職業は何でしたか?そしてなぜあなたは醸造者になることに決めましたか?
山本さん:最初の職業はITエンジニアでした。スマートハウスやカーナビのソフトウェア開発に携わっていました。ブルワーになったきっかけはクラフトビールを飲むことが好きだったからです。クラフトビールに出会う前は大手ビールメーカーが販売しているピルスナーしか知らなかったため、初めてクラフトビールを飲んだ時は驚きました。最初は客として行っていたブルーパブに転職しました。
オ州酒:ブリューミンのコンセプトや特徴は何ですか?
山本さん:「BREWMIN'」のブランド名は「brewing」と「blooming」を掛け合わせた造語です。花のように多様な種類のビールを作っていきたいという思いを込めて名付けました。
ブリューミンの製造所(富山県氷見市)
オ州酒:ブリューミンのオープンの際、地元人・コミュニティーの反応はどうでしたか? 山本さん:富山県の中でも田舎のエリアのため、クラフトビール好きな人がいるか不安でした。しかし、想像以上にビールファンがいてくれたおかげで、地元の皆さんに歓迎してもらえました。オープンの際に行ったクラウドファンディングでは約220人の人たちから、合計150万円の援助を得ました。 オ州酒:BREWMIN' は富山県で唯一のクラフトビール醸造所の1つですが、ビールのスタイルと醸造技術についてどのようにして学びましたか? 山本さん:東京にあるブルーパブで働きながら学びました。それ以外にも他社へ見学に行ったり、酒類総合研究所が開催している研修に参加しました。 オ州酒:先日、ブルーミンの「Berry Market」はインタナショナルビアカップのベルギースタイルのフルーツビール部門で、金メダルを受賞しました。 このビールのインスピレーションは何でしたか? 味や風味を説明して頂きますか?
山本さん:ラズベリーの甘酸っぱさとベルジャン酵母の華やかな香り、スパイシーさが融合した味わいです。最初はアメリカンウェストコーストエール酵母を使用してドライなフルーツエールにしようかと迷いましたが、最終的にベルジャンを選びました。
優勝したBerry Market
オ州酒:フルーツには、オレゴンフルーツプロダクツのラズベリーピューレを使用して下さったが、ピューレは使いやすかったですか? ピューレに関して、何が一番驚いたのですか? 山本さん:とても使いやすかったです。もっと粘度が高いのかと思っていましたが、サラサラしていたおかげでビールと混ざりやすかったです。 オ州酒:ブリューミンの将来の計画は何ですか? これ以上フルーツビールを作る予定はありますか? 山本さん: 2021年の秋に工場を拡張します。現在は1バッチ200Lですが、拡張後は1バッチ1000Lになる予定です。フルーツビールは、次の冬に仕込むインペリアルスタウトにオレゴンフルーツプロダクツのブラックベリーピューレを入れようと考えています。
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